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COLUMN 1

「マイノリティの時代」

大学で不真面目な学生として一応社会学を学んではや十数年、いまだに世の中を社会学的に考察することを毎日楽しんでいます。 といっても、ニュースや時事ネタを真面目に読むのは苦手で、サブも含めたカルチャーなどから考える方が好み。 なぜなら、カルチャーやサブカルや広告などの中に、同時多発的に社会の兆候、時代の流れが現れることがあるからです。

例えば、最近ではあらゆるマイノリティにスポットがあたる時代が来つつあると感じています。 webでもテレビでも、LGBTなどのセクシュアルマイノリティのニュースを目にすることが多くなってきました。 また、NHKでは「特撮ガガガ」という、特撮オタクのドラマを放送しています。
これはオタクというマイノリティの生きづらさを非常にわかりやすく、そしてコミカルに描いています。

それからリラックマをつくったサンエックスのすみっコぐらしというキャラクターは、ただかわいいだけではなく設定が秀逸です。 ダイエットに失敗した猫、食べ残されたトンカツの脂身やエビフライの尻尾、皿をなくしたカッパなど、メジャーになりきれなかった様々なキャラクターが部屋の隅っこで暮らしているのです。

そして先日、西武百貨店で女性の生きづらさに言及したポスター広告を見ました。 コピーには「時代」、「生きづらさ」、「私」などホットなキーワードが並んでいます。

アンテナを張って歩けば、このような例は今ならほかにもいくらでもあるはずです。 こうした表現は私たちの無意識の中に溶け込み、少しずつ多様性許容度を広げていく。 平成に続く年号では、間違いなくマイノリティがさらに存在感を増してくる時代になると感じています。

境を越えて 事務局長 鈴木翔三
(2019年3月)






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